自炊を始めて1年が経った。

こちらは「はてなスタッフアドベントカレンダー2015」12/17の記事です。本日はid:astjさんの記事もあります。昨日の担当はid:sharataniさん、id:m_ikariさんでした。


今から1年前、引っ越しをきっかけに自炊を始めました。以前は休みの日の昼食くらいしか自分で作る機会がなかったので、続けられるのかと心配していましたが、1年経った今「案外なんとかなっているなあ」という感想です。

案外なんとかなった理由は、ざっくり3つくらいあると思います。

●無理に毎日作ろうとしない

引っ越した当初は、自炊含めた家事全般に対して「やらねば!」と意気込みすぎていた気がします。会社で他の人の話も聞いて、作るのが面倒なときは素直に外食したり、副菜だけ用意して主菜は買ってきたお惣菜や冷凍食品にしたり、いろいろやり方はあるんだなと学びました。あと、最初のうちは「休みの日とか時間のあるときに作り置きすればいいんだ!」と思っていたものですが、実際は「休みなんだから休みたい!」ということが多くてあまり実現しませんでした。すごく食べたいものがあったり、妙に自炊意識が高まったりしたときだけがんばります。


気まぐれな意識の高まりで作った、れんこんのきんぴらとひじきの煮物(と実家からもらった若竹煮)

●“すぐ作れておいしい”レパートリーをいくつか持っておく

自炊といっても、凝ったものはまったく作っていません。定時に仕事を終えても、そこから買い物に出かけて、それから調理を開始して……となると、食べ始めるのが結構遅くなってしまいます。なので、平日に作るのはすぐできる簡単なおかずや麺類、丼もの(一皿でいける料理だと洗い物も楽)です。野菜を切って漬けておくだけでできるとか、肉に下味を付けておいてあとは焼けばいい、みたいなレシピもいくつか覚えました。寒い時期は鍋が楽でおいしいです。(シメの雑炊を多めに作れば、翌日の朝ごはんにもできる)


夏場はピクルスをよく作っていました。とにかく根菜を酢に漬けるのが好きです。レシピはこちら。

●数日分の献立を考えて、使い回しできる食材を買う

最初のうちは献立を考えることに慣れていなかったので毎日のようにスーパーに出かけていたのですが、最近はできるだけ買い物にかかる時間を減らすために、2、3日分の献立を考えてまとめ買いしています。そうすると、自然に“同じ食材で作れるレシピ”を考えるようになりました。買い物の時間を減らすだけでなく、食材を早めに使い切れるようになった気がします。突然飲み会などが発生することもあるので、2、3日分というのが今のところ適量です。


ちなみに「料理の経験は浅いけど、何とかやってみるか」と思うきっかけをくれたのが、はてなの京都オフィスでランチを作ってくれているまかないシェフの一言でした。ランチの調理風景を見学させてもらったとき、「家であんまりごはん作らないんですよねー」と言う私に「(親とかが)料理しているところを見てたなら、絶対大丈夫ですよ!」とさらっと答えてくれたのが、すごく印象に残っています。(両親も祖母も料理をする環境で育ったので、作るところだけはよく見ていた)



明日の担当はid:sac2ndgigさんです。